からくり人形図会~各地区

※画像をクリック(タップ)するとからくりの動画が開きます

碧南市大浜

中区

「乱杭渡り」

演技分類:乱杭渡り

人形3体:三番叟、大唐子、小唐子*

演技次第:大唐子が8本の乱杭を次々に渡り歩き、蓮台にたどり着くと松の枝に移り太鼓を打つ。
天明8年(1788)亀崎田中組より山車を購入した価格が3両で、このからくり人形はそれより高い7両2分だったという。
天明8年(1788)舟津(竹田)籐吉作
昭和60年(1985)七代目玉屋庄兵衛修復

Youtube動画 撮影日:16.10.1
動画再生時間 6:19

田原市

萱町・総代車

「 」

演技分類:

人形2体:幣振り、巫女、日本武尊

演技次第:前棚に総代人形(弊振り)と巫女人形が並んで立つ。
総代人形が眼をむき、舌を出しながら御幣を左右に振る。
巫女人形は、手に扇子と鈴を持ち舞う。
上山の日本武尊は置き人形で動かない。

Youtube動画 撮影日:23.09.16
動画再生時間 4:57

田原市

本町・神功皇后車

「神功皇后」

演技分類:

人形3体:采振り、神功皇后、武内宿禰

演技次第:神功皇后が鮎を釣り上げ、武内宿禰が左右に首を振って喜ぶ。
神功皇后が三韓征伐へ赴く際、肥前国松浦の玉嶋川で戦の占いをすると、たちまち鮎が釣れたという説話に基づいたからくり。
明治29年(1896)六代目玉屋庄兵衛作という。

Youtube動画 撮影日:23.09.16
動画再生時間 3:28

三重県大四日市まつり

新丁・菅公山車

「菅公」

演技分類:文字書き

人形4体:前人形、文字書き人形、額持ち人形、菅原道真

演技次第:菅原道真公の前で子供が文字を書くというもの。
額持ち童子が絵馬を持ち、別の童子が筆で絵馬に文字を書く。それを見た菅公が褒めると唐子は喜び踊る。
文字書きのからくりは多々あるが、絵馬に墨書きするのは珍しい。
戦災で焼失したため、現在のからくりは昭和27年(1952)に七代目玉屋庄兵衛によって復元された。
令和7年(2025)二代目萬屋仁兵衛修復

Youtube動画 撮影日:25.08.03
動画再生時間 3:23

三重県大四日市まつり

中納屋町・大入道山車

「大入道」

演技分類:変身

人形1体:大入道

演技次第:縞模様のどてらを着た大入道が、太鼓と銅鑼に合わせて両手を振りながら徐々に首を伸ばす。首はS字上にウネウと動き、目と眉が動き、そして舌を出す。
全高9m、身の丈4.5m、延びた首の長さ2.7mで、首の可動部分は3mに及ぶ長いセミクジラのヒゲが使われている。山車本体は戦災で焼失したが、大入道は疎開させて無事だった。
文化2年(1805)に名古屋の竹田寿三郎・藤吉の制作。明治2年(1869)に浅野新助によって、延び縮みするだけだった首が曲がるようになったという。

Youtube動画 撮影日:24.08.04
動画再生時間 0:43

三重県大四日市まつり

四日市商店連合会・甕破り山車

「甕破り」

演技分類:出現

人形3体:采振り人形、大唐子、小唐子

演技次第:甕に乗って太鼓を打っていた唐子が甕の中に落ち、司馬温公が甕を割って救出する
中国の宋の時代、甕に落ちた子を大切な甕を割ってでも助けたという、司馬温公の逸話を題材としたもの
笛、太鼓、三味線、鉦の囃子で演じる。
戦前の四日市祭りには上中町から登場していたが戦災で焼失。
平成2年(1990)、四日市商店連合会が主体となり、東海市横須賀本町組のからくりを参考に八代目玉屋庄兵衛によって復元された。

Youtube動画 撮影日:24.08.04
動画再生時間 6:56

三重県大四日市まつり

本町通商店街・岩戸山

「天岩戸」

演技分類:変身

人形1体:天宇受売命(狸)

演技次第:狸が天宇受売命に化けて天岩戸の前で舞うが、太鼓とドラの音とともに正体をあらわし、瞬時に狸に変わり腹鼓を打つ。
昭和63年(1988)本町通商店街が復元新調
人形頭は八代目玉屋庄兵衛作

Youtube動画 撮影日:24.08.04
動画再生時間 2:09

二代目萬屋仁兵衛創作

 

「橋弁慶」

演技分類:乱杭渡り

人形2体:弁慶、牛若

演技次第: ご存じ牛若丸と弁慶の五条の橋での物語。
牛若丸が乱杭を渡り終えると、弁慶の頭に片足で乗り、さらに桜の枝につかまるという離れからくりの妙技。
個人所有のからくり人形で、岩倉五条川畔で開催された「岩倉桜まつり」にて披露された際に収録した。
二代目萬屋仁兵衛制作

Youtube動画 撮影日:12.04.07
動画再生時間 8:29

九代目玉屋庄兵衛

座敷からくり

「文字書き」

演技分類:文字書き

人形1体:

演技次第:江戸時代に考案されたからくり人形で、口や手を起用に動かして文字を書くことができる。
右手に持った筆で「松」、口にくわえた筆で「竹」の文字を同時に書く。
動力はゼンマイではなく、オモリが下に下がる力を利用してカムを動かしている。
平成21年(2009)に安城市の民家で発見されたこのからくりは破損していたが、九代目玉屋庄兵衛によって新たに復元(複製)された。

Youtube動画 撮影日:15.02.01
動画再生時間 1:38

↑ PAGE TOP