尾張の山車まつりへ [山車蔵]-[半田市亀崎・乙川]

「山車蔵〜亀崎・乙川」

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亀崎のサヤは本来のサヤ(祭の前後だけ仮に建てられた雨露をしのぐ程度の簡素なもの)の雰囲気を残したものでしたが,現在で東組、石橋組と西組は近代的なサヤに建て替えられています.
しかし,中切組・田中組は,いまだに古い要素を残している貴重な存在となっています.また全ての組がサヤと蔵が別棟になっており石橋組は並んで建っていますが,中切組・田中組は離れた場所に蔵が建てられています.


亀崎
東組・宮本車 石橋組・青龍車
組事務所に併設.扉はシャッター.蔵は神前神社境内に. 平成14年新築 青龍車の蔵 現在は建て替えられて、存在しない

亀崎
中切組・力神車 田中組・神楽車 西組・花王車
亀崎唯一の観音開きの折戸式の扉で片方の側面が開放されている, 古い様式を保つサヤです. 最近新造されたばかり.
この西組のみ少し離れた場所にあり,サヤ前の道路は非常に狭く大変そうです.

亀崎
コミュニティ夏山車
亀崎地域総合福祉センターの駐車場の一角に位置する.左側に朝日車(通常は解体されている),右側には秋葉車(ゴマと提灯を外して保管)を収容します.左右別々に観音扉を設けています.

乙川地区のサヤは,乙川様式と呼びたくなるほど個性的な形態をしています.正面扉は南山を除き片側2枚の4枚折戸で軒先が殆どない.また扉脇の壁(塀?)が両側に大きく拡がり,翼のようになっています.亀崎と並び古い伝統を誇る乙川ですが,サヤに関しては4棟ともに古さは感じられません.

乙川
浅井山・宮本車 殿海道山・源氏車 南山・八幡車 西山・神楽車
乙川若宮社近くにある.前面
両端の翼様の構造物が特徴
八幡社参道脇にあり,4枚折戸扉
この山だけ外観が異なる.
乙川では唯一2枚扉の引戸で,大きな面積を占める扉の脇の大きな壁は,引戸にしたためか. 浅井山のサヤとよく似た形式

乙川
津島神社山車
夏祭りの花車のサヤ.津島神社境内に建つ
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