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この山車は,東照宮祭にかつて曳き出された桑名町の「湯取車」(名古屋市東区筒井町に現存)に似たからくり人形を持つ山車で,神子が湯立てを模した紙吹雪を散らすからくりです.同様なからくりは小牧の上之町「湯取車」にも見られます.いずれも東照宮祭の「湯取車」をモデルに造られた物と思われます. 山車内の柱に墨書銘があり、文政5年(1822)に棟梁森東工郎によって作り替えられたと記されています.また屋根は天保2年(1831)に作られています.(名古屋市山車調査報告書7による) 山車の大幕は前部を囲うようにコの字型に覆われ、正面の「河南」の文字は名古屋の書家佐々木宗六の書です. |
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前棚人形は,笛吹きと鼓打ちの2体です. 天保6年(1835)真善作 |
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大将人形は御幣を持った神官 |
湯取神子による湯取神事のからくり.文政9年(1826)名古屋門前町菊屋仁兵衛作. | |
鳥衾のある鬼板 |
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