壇箱「樊?(はんかい)の門破り」立川和四郎富重 |
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紀元前一世紀頃の中国、始皇帝が打ちたてた秦帝国の滅亡末期の事です. 項羽軍の進撃をしった劉邦はとてもかなわないと、臣下となる旨を伝え、自ら釈明に項羽軍の陣に行きます. 劉邦の項羽への釈明も終わり酒宴が催されますが、項羽の軍師范増は劉邦が項羽にとって後に驚異的な存在になると見抜き、この場で殺そうと項荘に酒宴で剣の舞をさせ、スキを見て殺すように指示します. 次第に項伯に疲れが見え、このままでは防ぎきれないと見た張良は厠に立つ振りをして、陣の外で待機していた樊?に劉邦の危機を知らせます.范増の計で将兵は陣の外で待たされていたわけですが、劉邦の危機を救おうと樊?は陣門を破り、門兵を押しのけ酒宴の席へ侵入します。 壇箱に彫られたのがこのシーンで、右端に盾を持った樊?.少し見づらいですが、奧で剣を持っているのが項荘と項伯でしょう. 突然の侵入者樊?によって剣の舞は終わってしまい、無礼であると怒った項羽は樊?に何事かと問いただします. |
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壇箱正面奧 |
壇箱中央部 |
壇箱右側面 |
壇箱左側面 |
前山高欄蕨手 |
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前山高欄蕨手 |
脇障子 「風神雷神」立川和四郎冨昌 源氏車の脇障子は和四郎冨昌の傑作といわれる「風神雷神」ですが、山車の曳き廻し中と八幡社・若宮社に留め置かれる時には、脇障子の入れ替えが行われます. 曳き廻しの際は初代彫常作が使われ、神社では冨昌の「風神雷神」が飾られます. |
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脇障子 「風神雷神」初代彫常 |
台輪
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蹴込
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持送り
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山車彫刻2 |