10-01-22更新

半田市岩滑新田地区〜奥組「旭車」

この山車は大正5年(1916)に阿久比町宮津の大工岡戸峰次郎によって建造されたもので、山車彫刻は新美常治郎(初代彫常)の繊細な彫刻で飾られています.
山車囃子は岩滑西組から習い、前山で演ずる三番叟は阿久比宮津から習い受けました.

昭和28年(1953)4月の祭礼までは山車を曳き廻していましたが、以後中断され昭和52年(1977)下半田よりゴマ(車輪)を買い入れて、翌年から曳き廻しが復活しました.
平成3年に地元の童話作家新美南吉の童話題材にちなんだ刺繍の大幕、水引幕等を新調しました.


旭車の山車彫刻詳細

水引幕

「緑地に群鳩飛翔の刺繍」
平成2年新調

大幕

「緋羅紗地に南吉童話の刺繍」
平成2年新調

この大幕の刺繍は「新美南吉記念館」が出来るのを機会に、南吉に因んだものをということでデザインされました.「ごんぎつね」「おじいさんのランプ」などの絵が組み合わされて描かれています.

追幕

「奧の文字に波の刺繍」
平成2年新調

三番叟


若い衆3人の隠れ使いによる男三番叟

第6回はんだ山車まつり

第6回はんだ山車まつり

第6回はんだ山車まつり