■「猩々緋に牡丹に唐獅子の刺繍」
緋羅紗に牡丹と唐獅子の刺繍で下絵は水引幕、追幕とともに福田翠光によるものです。
昭和6年(1931)に京都市高島屋呉服店にて制作されたこの大幕は、90年を経た現在でも色あせも少なく当時の最高級品であったことを物語ります。
また亀崎5輛の山車で唯一伊勢湾台風以前の曳き下ろしを経験している大幕です。
昭和61年(1986)修復
福田翠光
明治28年(1895)京都に生まれ大正15年(1926)に第7回帝展で「鷹図」が初入選し以後連年入選。
鷹の翠光として知られ、花鳥画の中でも特に鷹を得意とする。
昭和48年(1973)没
大幕(イ通り)
大幕(ハ通り)
大幕(後部)
「福田翠光」の銘
■水引幕「雲霞と蝶乱舞の縫いつぶし」
水引幕「雲霞と蝶乱舞の縫いつぶし」イ通り
下絵:福田翠光
昭和6年制作
昭和61年復元新調
水引幕「雲霞と蝶乱舞の縫いつぶし」ハ通り
下絵:福田翠光
昭和6年制作
昭和61年復元新調
水引幕「雲霞と蝶乱舞の縫いつぶし」後部
下絵:福田翠光
昭和6年制作
昭和61年復元新調