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・亀の縁起
そうしたことから、古くから神聖視されてきました。千年たつと5色に輝き神霊の精となるという言い伝えもあります。 また、鶴同様に仙人の乗り物ともされてきました。中国、前漢代の思想書「淮南子 説林訓」には諺の語源となる、亀が1万年生きるとこが記されています。 日本でも祭儀に使われたとされる銅鐸にも見られ、古くから神聖視されてきたようです。一説には大地、或いは蓬莱山を支えているともいわれ、亀の甲羅の上に蓬莱山を乗せた絵画も見られます。 長く生き、甲羅の後ろに海藻が着き蓑の様になった亀を特に「蓑亀」と呼ばれ、特に縁起が良いものとされました。実際に、亀は1万年も、生きないでしょうが、中には推定180年生きた亀も確認され、動物の中では、かなりの長寿のようです。古く、民話(浦島太郎 等)にも登場し、親しまれてきたようです。 ・亀の山車装飾 亀の山車装飾は鶴の水引に対しての大幕や蹴込みやゴマ隠しなどの彫刻類に見られます。空を飛ぶという、見上げる鶴に対して、水辺や地面を這うといった性格から、山車彫刻では下の部分が多く、鶴に比べ、比較的地味な部分に施されているのが特徴です。 主な亀の山車装飾をご紹介しましょう。
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