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今回はこの蘭陵王についてご紹介しましょう。「蘭陵王」について宮廷音楽として知られる雅楽の中でも舞を伴うものを舞楽といいます。 雅楽曲は国風の物と外来の物があります。(第114回雅楽参照) 舞楽の中でも名作中の名作と言われる蘭陵王は唐楽に属し、赤を基調とした裲襠毛縁装束(布に穴を空け首を通して身につける形で縁には毛が付いています。唐子が付ける装束に似ていますね。)で面を付けて舞います。 番舞としての高麗楽は納曾利になります。蘭陵王は林邑僧仏哲が奈良の唐招提寺に伝えた曲で林邑八楽(林邑(今のベトナム辺り)の八つの舞踊と音楽)の一つといわれています。 北斉(549〜
今年、新調された常滑市場の追幕は蘭陵王でも童舞です。童舞は字の如く子供が舞うもので、元々面を付けないものもありますがが、蘭陵王など通常面を付ける舞楽の場合、童舞として子供が舞う場合は面を付けず代わりに天冠と呼ばれる飾りを額につけて舞います。 面は大きく大人用で面を付けた時の視野はとても狭く子供には難しいし、また子供が微笑を浮かべて舞うかわいらしさが、童舞の特徴でもありますね。CMで見られる熱田神宮会館での結婚式でも童舞が舞われています。(ここでは納曾利の二人舞) ・知多地方の山車で見られる蘭陵王 |
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* 本年、新調の常滑市場常磐車の追幕の蘭陵王は童舞で画かれ、数ある山車飾りとしての蘭陵王としては唯一のもの。是非、常滑祭にお越し下さい。 | |||||||||||
常滑市場「常磐車」の追幕画像は祭吉氏提供 |
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