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前項の「四神」で紹介した横須賀北町組などの五霊獣の題材も水引の一面では龍虎を組み合わせて配置されています。 亀崎中切組力神車の大幕は岸駒の下絵による虎ですが、水引に龍が配されています。水引の下絵も大幕同様、岸駒によるものですから龍虎を意識して画いたのかもしれません。(大幕と水引を組み合わせたものは亀崎西組などにも見られます。) さて龍と虎の組み合わせについてですが、古代中国では百獣の王は獅子(ライオン)ではなく虎とされていました。龍虎の組み合わせは強者の双璧とされ、絵画の図柄として取りいれられてきました。前項「四神」で紹介した風水思想では青龍は東、白虎は西と相対的に配置されていることからも、龍虎の組み合わせを伺いし知ることが出来ます。 龍虎の壇箱彫刻を見ていると「コブラとマングースの決闘」を思い出すのは私だけでしょうか?(笑) |
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