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山車の構造部品の斗形、虹梁や装飾彫刻には夫々番付が記され、取り付ける部分が分かる様になっています。それでは山車の構造部品、装飾彫刻と番付との関連について更に詳しく紹介していきましょう。 ・ 柱に付く場合 柱の部分に直接付く物は木鼻獅子、斗形、堂山高欄束などがあります。これらの番付は堂山柱と同じ番付がされます。例えばAに付く物は「ハ三」と記されます。これはハ通りの前から3番目の柱に付くことを意味します。 ・ 柱に二つ付く場合 四隅の柱に木鼻獅子は二つ付きます。これらの木鼻獅子には両方同じ番付が記されます。これらを更に区別するために異なる番付が加わります。B・C共に「ハ四」ということになりますが、Bは「ハ四横」、Cは「ハ四後」となります。 ・ 柱と柱の間に付く場合 柱と柱の間に付く物は八枚虹梁、堂山の蟇股、支輪、皿天、高欄蹴込みなどがあります。これらの物には両端に番付が記されます。例えばDに付く物は「ハ一」「ハ二」と記されます。これはハ通りの前から3番目と4番目の柱の間に付くことを意味します。 ・ 上山部分の番付 上山部分の番付も堂山柱の番付に準じています。上山四本柱は堂山柱と少しずれていますが、前よりが二で後よりが三を夫々基準にしています。 |
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