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今回は雨の山車祭と題して書いてみたいと思います。雨天の場合、私は他の山車祭にはほとんど足を運んだことがありませんので私の地元常滑祭や祭吉個人の思い出などを紹介して行きましょう。 ・雨天に伴う山車祭の日程 昔は雨天の場合順延していました。亀崎などは祭礼(5/3.4)翌日が子供の日(5/5)の祝日ですから雨天の場合は順延されていますね。常滑祭の場合、土日2日間ありますから1日でも出来れば、その年の祭はそれで終り。2日 現在では月曜日の予備日は設けられていません。最悪、2日間雨だったらその年は山車の曳き廻しはなし。ということになっています。その変わり、朝の時点で雨が降っていても午後から晴れるようでしたら午後から山車の曳き廻しを行うようになりました。そのため山車の運行図も午前雨、午後晴バージョンを用意するようになっています。こうした変化は平日休みを取ることが難しくなったからでしょうね。昔はほとんどの人が地元へ務めていましたからよかったでしょうけど、現在は他所へ務めに出ている人が多くなりましたから、山車祭のないところでは職場へ祭参加を理解してもらうのも難しいでしょうね。 雨が降っても会館(常滑地区の各字の集会場で山車蔵があります。)へは行きましたね。雨の日の山車蔵は子供達の天下?蔵に納まった山車の中で囃子をしていましたね。雨でも山車へは乗りたいですもの。祭当日は決まった所しか山車へ乗れませんが、雨の日は自由に乗れましたから、それはそれで楽しかったですね。私は笛で子供の頃は山車の下段しか見たことありませんでしたが、中段(山車堂山二階部?)や上山へ上がったりして感動した覚えもあります。山車のお祓いの祭典でお供えしたスルメを食べたりしながらお囃子三昧。雨の日の山車蔵は子供達の天下でした。 大学生になって車の免許と取った頃には雨天で山車の曳き廻しの中止が決定すると、とっとと他の山車祭を見に行きましたね。半田とかはしっかりやっていましたから、祭気違いの友人と山車祭巡り!西成岩だったかな、やはり、やっていなくて、山車蔵の前でしていた宴会に混ぜてもらいご馳走をしていただいたこともありましたね。雨の日は他地区の山車祭を見る良い機会でもありました。 ・祭礼費用が浮く?雨の山車祭 雨の日は飲み食いが経る分、祭礼費用が浮くようです。山車の曳き廻しが無くなると当日の寄付が無くなりますが、それ以上に飲み食いは金がかかるようです。昨年、平成11年度は生憎一日が雨。で、幸か不幸か、そこで浮いた祭礼費用が世楽車改修50年事業に廻り、皆さんご存知の「世楽車改修50年記念誌」が立派に発行することが出来たのでした。めでたし、めでたし? ・おにぎり配達に大忙し?雨の山車祭 常滑地区では昼と夜、休憩場所でおにぎり(寄付で字が用意)を配ります。瀬木字は餅投げのようにばら撒く?ので決まった数だけ渡したらおしまい。ある字では引換券(寄付を頂いた方に渡す)と交換だそうです。その字は雨の日は引換券を渡した家々におにぎりを配るそうです。雨の場合、祭事委員の方々はおにぎりを一軒一軒配って廻り祭礼車はフル稼働?大忙しということです。なんともご苦労様な話です。ちなみに我が瀬木字は会館の玄関にボンと置いておいて、どうぞお持ち下さい。となり、会館に集った祭関係者を始め字内の人達が一つづつもらって各家にご帰還となります。 雨の日の山車祭でした。 |
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