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知多型では主に人が出入りする後部や一部(上半田、大谷など)では両脇部分にも付けられます。両脇の物は古く多く見られたようですが現在は外してしまった山車が多いようです。(この格子が有ると幕を下ろした時出っ張って見栄えが悪いのも外された理由の一つです。) 名古屋型では多くの山車が前後左右に付けられています。一部(横須賀、大野・橋詰など)では正面前部には無い物もあります。こうした山車は前面全部が格子で覆われています。この幕上格子の役目は山車の後部は人の出入りのためです。大谷などでは曳き廻しの時は幕を下ろします。両脇などは開けることによって囃子が良く聞こえるようになりますし、通気性も良くなります。 |
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| ・幕上格子と蔀戸 | |||||||
山車の幕上格子は単なる格子の骨組ですし、下げても柱と柱の間にはまり込むことなく、上記にも書きましたが出っ張り不自然です。建築上では蔀戸とは異なり、幕上格子は山車建築独自のものです。 |
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| ・ 幕上格子の名称 | |||||||
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| 今回の講座では表題に「幕上格子」を使いました。 | |||||||
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