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日中、山車を飾る彫刻を外したり、幕を古いものや、刺繍の無い簡素なものに代えたりする山車も多く見うけられます。暗くては素晴らしい彫刻や綺麗な幕の刺繍もみられませんからね。また、大切に保存する意味もあります。暗くてはよく見られませんから、引っ掛けて損傷するのを防ぐためです。 夕闇に浮かび上がった提灯に飾られた山車が曳かれる宵宮は実に幻想的で提灯の中で揺れるロウソクの明かりは情緒深いものがあります。正に光の祭典です。電気を使用する所もありますがロウソクの自然な火の明かりにはかないません。どことなくネオンの明かりのようです。
巻藁舟(ちんとろ祭など)の提灯飾りにも通じ、
下半田では神事として提灯に火を灯す時には赤法被が拝殿に揃い神主から献灯の火を種火として弓張提灯(単独で手に持つ提灯)にもらい、山車の提灯に灯して行くそうです。順序も北、中、東、南とのことです。こうした神様からの火(御神火ともいいます。)は神様からお力を頂く意味もあると思います。神社に参拝しご祈祷を受けたあと直会としてお神酒の一献を頂きます。ここでは火を頂きますが、神様に一度上げたものを下げて頂くということは御神徳といって神様のお陰、お力を頂く意味があるからです。 一つでは暗い提灯の明かりも、沢山の提灯で飾られた山車では明るく、非常に幻想的で綺麗です。これも祓いの意味があると思います。色覚による祓いですね。綺麗な提灯の明かりを眺めていると疲れた心も祓われ、残された山車の曳き廻しも頑張ろうと思いますね。 宵宮には山車は日中とはまた違った姿を見せてくれます。 |
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市場組の画像は武豊町長尾部市場組石川様より提供いただきました. |
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