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「住む人の 心をつなぐ 山車(やまぐるま)」 祭吉 心の俳句
山車はそれぞれの土地に住む人達にとって誇りであり、象徴でもあります。その土地に生きた人達の想いがこめられ、彫刻等の装飾にもそうした土地それぞれの特色が表現されています。山車の維持、祭礼時の運行はその土地に住む人達の奉仕によって行われます。こうした組織を山車組と言います。 多くの山車組は地域ごと、その土地に住む人達によって組織されますが、亀崎などは住む土地に関係なく、血縁で組織されている所もあります。組織についての詳細は別の機会にお話しします。 さて、家に家紋があるように山車組にもそれぞれ紋章があります。こうした紋章は山車組の区別の意味があります。また、祭に参加する組員は紋章が染め込まれた法被「はっぴ」を着用し、その所属を明らかにします。 氏神神社がある組は宮本といい、多くの組では三巴(太鼓の表面に描かれます)の紋が多いようです。また、氏神神社の社紋が使われる組もあります。五三の桐の紋も多く見られます。宮本以外の組では様々な紋があります。 一部紹介します。亀崎田中組は田中の組名から田の字に稲穂が表現されています。亀崎西組はからくり人形の桜花唐子遊びから桜の紋です。乙川殿海道山源氏車は源氏の紋である笹リンドウです。常滑山方常山車は山の字を片仮名のトコで丸く囲んだ紋です。常滑市場は地区内に徳川家康を祀る柴舟権現神社があり三つ葉葵の紋です。 ごく一部ですが、この様にいろんな意味から山車組の紋章が付けられています。また、紋章ではないですが、山車組を表す図柄もあります。これについては次回にお話しします。 |
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亀崎・田中組 | |
亀崎・西組 | |
乙川・殿海道山 | |
常滑・山方 |
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