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第4回 知多半島の山車囃子

亀崎・田中組「神楽車
 山車祭を見に行くと耳に入ってくるのがお囃子です。「ピーヒャラ、ドン、ドン 」心が踊ります。遠くにいても山車のいる所がなんとなく分かってしまいますから、不思議なものです。
 さて、各地の山車祭で聞かれる囃子ですが、各山車組に伝わる囃子。実に様々で山車組の一つの特色にもなっています。知多半島の山車祭で聞かれるお囃子。大きく別けて三つになります。
「山車囃子」 山車の運行時に演奏されます。(車囃子とも言われます。)
「神楽囃子」 山車が神社に止まっている時、神様に奉納されます。
「道行き囃子」歩きながら演奏されます。(勇み囃子とも言われます。
常滑市・世楽車

 今回は特に「山車囃子」について、お話しましょう。知多半島各山車組に伝わる山車囃子ですが、多くが能楽を基調にしています。「尾張名古屋は芸所」と古くはいわれ、名古屋の山車祭に能楽が取り入れられました。それが知多半島、中でも歴史的に古い半田などに伝わり、それが更に各地に伝わりました。長い歴史の中でそれぞれ変化し、各山車組の山車囃子ができていったといえるでしょう。
 さて、山車囃子の構成ですが、おおよそ次のようになります。 「笛」 「大太鼓」 「小太鼓」 「鼓」になります。各楽器をそれぞれの囃子方が奏で、すばらしい山車囃子になるのです。詳しくはまたの機会ということで。

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