そして、整列した4台の山車の隣に堂々と並んだのであった.
ここで、この山車の詳細を述べる.
建造年: 不明だが横須賀の山車のなかでは最も新しいのではないかと推定される.伝承ではS板金にて製造.
寸法・重量: 不明だが、横須賀の山車のなかでは最も軽いのではないかと推測される.
赤幕: 猩々緋で前面に「大門」の書がある.大門組の文字を模したのでないだろうか.
水引幕: 吉祥模様のプリント地
楫棒は下部にあるがこれは単なる装飾で、実際に使用するのは上部の楫棒であるが、前部のみで後部まで通っていない珍しい構造である、(どんてんに特化したのであろうか)
車輪は外輪に見えるが、実は名古屋型には珍しい内輪である.
惜しむらくは、ヤカタ(屋根)でムクリ屋根の形状となっている.なおこのヤカタ、前棚、高欄廻りなど惜しげもなく銅板を使用して飾っている.
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