No.26 |
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その日,私は市内のとあるカメラ店でうら若き女性店員を相手に商談(別名値切り交渉ともいう)の真っ最中であった. すると当然携帯電話がけたたましく鳴り響いた(これちょっと誇張表現ですな.正確にはポケットに入っていたマナーモードにしてあった携帯電話がブルブルしただけなのだが). 『もしもし,novaさん?○○組の××ですが』(組といってもあっちほうの組じゃないです) 『はい,novaです.』 『(からくり人形の)裸の写真ありませんか?』 『裸の写真?いっぱいあるよ.で,どんなの?』 『○○組の小さい方の(唐子)なんですが,あったら貸してもらえませんか』 『小さいの?あるよ,じゃ(メールで)送るね』 比較的鈍な私ですが,さすがに電話を切った途端,目前の店員の顔が心なしか引きつっていたのを見逃さなかった. あれ?何か不味いことでも?...... 「あ!」 でもなー.今更「人間の裸」じゃなくて「人形の裸」です,と否定するのも変だし. 第一「人形の裸」のほうが,もっと危ない人間と思われそうだ........ でも裸の写真をいっぱい撮ってると思われるのも大いなる誤解. 『さっきのは,○○組の小唐子のからくり人形の服を外した姿の学術写真だったよね』 と確認を装うのも面倒だし,もういいか..... |
[尾張の山車まつり]−[今週のアングル2002]−[26] |