No.6a
02-02-24追加


覗き
場所:東海市大田まつり
 私の知っているnさんは,時々挙動不審な動きをします.大田まつりで突然カメラを天高く構えて撮りだしたと思ったら,今度は最近出っ張りだしたのを密かに気にしているお腹をへこませて,地べたにへばり付いて何やら撮りだしました.
 上の写真がその作品です.台輪(山車の車輪が付いている枠)の内側です.
 ちょっと拡大してみましょう.よく見ると円形に擦れた痕が見えます.これは車輪があたって出来た傷のようです.
 ところが,この大田の山車は車輪が外側に付いているので,内側が擦れる訳がない.
 では,なぜかというと......
有識者?に聞いてみましょう.
『これはね,昔この山車が内輪(車輪が中にある)だった証拠で,いつの時代か改造されたんでしょう.』
山車の下を見るとそんな事も解るんだ....なるほど.
これで味をしめたnさん,翌年に知多で一番早い山車まつりで,再び苦しそうにお腹を折り曲げて,地べたにしゃがんでパチリ!
おやおや,nさん何か驚いていますね.今度は何を発見したんでしょうか?


novaのデジカメ・ワンポイントレッスン〜被写界深度編
全部の山車がハッキリ写ったほうが良い時
被写界深度を深く
 被写界深度...簡単に言ってしまうと,ピントの合う範囲でしょうか.被写界深度が深いといえば,遠くのモノも近くのモノも両方ピントが合ってはっきり写ってしまうこと.
観光地や景色の良いところで記念写真を撮るときには,背景と人物の両方がハッキリ写って欲しいですから,この被写界深度が深いと都合が良いわけです.
 反対はわかりますね.被写界深度が浅いです.女性のポートレートやスポーツ写真のアップで,バックがボケて,人物がきれいに浮き上がって見える写真がありますね.あれは被写界深度が浅いから,ああなるのです.
 では,どうすれば深くしたり浅くしたりできるのか?
被写界深度を浅く
背景が煩雑で邪魔なのでぼかす
簡単なのは,ズームレンズの付いたカメラでは,ワイド側で深くなり,望遠側では浅くなります.ズームレンズの付いていないカメラはどうかといいますと,やや深めになる傾向があります(ピンポケが少ないように)
 そして,明るいところでは深くなり,暗いところでは浅くなります(絞りという機構が関係しているのですが,省略です)
 上の説明は普通のカメラの場合です.デジカメも大体の傾向は同じですが全体に,より深くなります.(ピントの合う範囲がより広い)
 そんな,デジカメの利点を生かして撮ったのが今回の写真です.しゃがんで,山車の下に手を伸ばして撮ったので,ファインダーは見えません.何が写るのか全然予測も付きませんが,被写界深度が深いので,適当に撮ってもピントがあってしまいます.(
山車の下だけにして下さいね.決して他のモノを撮らないで(^_^;)
ビギナー向けに解説していますので,難しいことは大省略してます.

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