[尾張の山車まつり]−[今週のアングル2001][15]
No.15
01-06-22追加


ひとつ足らへん....
場所:半田市成岩西組
「いち,に,さん,・・・・じゅういち,じゅうに,じゅうさん!あれ〜?もう一回.」
「いち,に,さん,・・・・じゅういち,じゅうに,じゅうさん!......」
「やっぱり,足らへん」
「にぃ,しぃ,ろく,はち,じゅう,じゅうに,じゅうさん!」
何回数えても13個しかない木鼻獅子に,青くなる源さん.
近くにいた酢豚(すとん)さんをそっと呼びます.
「すとんさ〜ん!」
「源さん,何を深刻そうな顔しとりゃ〜す」
「この木鼻,ひとつ足らんみたいだけど,知らん?」
「え〜っ!ホントだ.1個あいとる.こりゃ大変だぞ」
「どうしよう,酢豚さん」
「打ち首かな....」
「酢豚さん,こんなときに冗談言わんでよ」
「『番町皿屋敷』って知ってる?皿が1枚足りなくて,切られて井戸に捨てられる話」
「おいおい,酢豚さん!」
「何をこそこそ喋ってるんだい?」
「あ,びっくりした鶴爺か!いいところにきた」
「コレ見てちょ〜!木鼻が1個足りんのだわ〜」
「あぁ,それだったら,12個入りだから1個多いんだわさ!」

「ガクッ!...........」

木鼻がこのように整然と並ぶとキレイですね.本当のところ,上の木箱に木鼻を何個収納するのかは知りませんが,堂山部に限れば木鼻の数は13個です.

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