[尾張の山車まつり]−[今週のアングル2000][番外編]
番外編
00-11-8追加


メール
 何を思ったか、今まで見向きもしなかったパソコンを買ってしまった私の友人A君.
わたしの巧妙な誘導尋問に、問わず語りに吐露した彼の本心は案の定、世の中の流れ....
 超弩級の頑固な性格ゆえ、勤務先で若い部下に教えを請うのはまっぴらゴメンとばかり、大量の解説書と私の毒舌助言であっという間にエクセルやワードは扱えるようになりました.
 さて、次の課題はといえば、Eメール!
試しにメールを送ってくれとの電話に、素直に長大なメールを送信すると.深夜、突然に携帯が鳴って『メールまだ届かないぞ!』
 温厚な私は、怒りと眠気をかみ殺し『判ったから寝ろ!もう夜が明けるぞ』と言うのが精一杯.
 その数時間後、眠い目をこすりながら貴重な休日を費やしT市へ向かう.
彼が言うには『昨日からずっとパソコンをつけているけど、まだメール届かないぞ.Eメールってこんなに時間がかかるのか?』
『.......』眠い頭をフル回転させて症状を整理してみる.
『すると何かい?A、お前回線接続させずに、ずっとパソコンの前でメール待ってたのか?』
『そうだよ、当たり前だ.パソコン切ったらメールが届いたか判らんだろ!』
『あのね、お前.メール受信するにはプロバイダに繋がんといかんのだョ』
 賢明な皆様は既にお気づきかと思いますが、彼は大きな勘違いをしていたのです.電話(携帯電話も)は着信すれば、鳴ってしらせてくれます.FAXだって自動的にプリントします.だから、彼はメールが届いたら、電話が鳴ってパソコンのメールソフトに着信メールが表示されるものと信じていたようです.
これはまた,中途半端な理解をしてしまったものです.
なおも彼はいいます.『携帯のメールは着信したら鳴るぞ!』
『ウ〜ン.....』確かに一理あるな.
プロバイダに接続してメール受信するということは、来ているか判らない手紙を郵便局まで取りにいくようなものだと.
『インターネットとはこういうものなのだ!』と無理矢理納得させ、はや1年余り.A君は仕事でも、趣味でも自称パソコンバリバリで、インターネットもスイスイなのだそうな.
 しかしAよ.私のホームページを隅までしゃぶり尽くしてくれるのは嬉しいのだがね.
『あの新しいページはリンクが切れてるぞ』
って、電話してくるのは止めてくれないかな.メールにしろよメール!
そういえば、あれ以来彼から一度もメールは貰っていない.ひょっとして彼はまだ....

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