三重県四日市市中納屋町「大入道山車」
山車本体は戦災で焼失しましたが、大入道の主要部分は疎開されていたため、戦後に山車を製作して昭和26年復活しました.
からくりは、大入道が座っている状態から、立ち上がり歩く所作をし、そして首がS字に長く伸びるという大きな仕掛けで、マユや目玉、口も動くようになっています.
文化二年(1805)に名古屋の人形師竹田寿三郎・藤吉父子に製作を依頼したとの事ですが、寿三郎・藤吉の両人形師が父子であった事実を含めて定かではありません.
明治2年、浅野新助によりそれまで真っ直ぐだった首をS字に曲がるよう改造されています.