中町
後面鬼板と懸魚
「鍾馗の鬼退治」
伊藤松治郎
大正６年
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伊藤松次郎（彫松=伊藤則光）
慶応２年名古屋古渡に生まれる．８代目彫長（木龍堂元兵衛）の弟子．兄弟弟子に彫常（新美常次郎）がいる．
遠州地方に多く作品を残し，掛塚ではこの中町の他，横町，砂町，蟹町の屋台に作品を見ることが出来る．
尾張では伊藤松次郎としての作品は少ないが，亀崎石橋組「青龍車」の脇障子などがある．
「鍾馗の鬼退治」
美浜町上野間越智嶋組の壇箱や、美浜町布土「護王車」（立川和四郎富重）や下半田南組護王車（初代彫常）の壇箱に「護王の夢物語」として同じ題材が見られる． |
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横町
正面鬼板・懸魚
「張良と黄石公」
伊藤松治郎
大正７年 |
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| 「張良と黄石公」亀崎中切組「青龍車」、常滑市小鈴谷「白山車」の脇障子などに同じ題材の彫刻がある． |
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蟹町
脇障子
「須佐之男命の八岐大蛇退治」
伊藤松治郎
昭和６年 |
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| これも伊藤松次郎で，知多の山車彫刻でもお馴染みの題材である．亀崎石橋組「青龍車」の脇障子も彼の作で左側脇障子は同一図柄． |
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横町
側面欄間
「司馬公の瓶割」
野々垣清三郎
大正７年 |
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野々垣清三郎
名古屋市熱田区に住み彫清と称して桑名の石取祭車などにも作品を見ることが出来る．
「司馬公の瓶割」
乙川西山「神楽車」の蹴込みなど知多の山車彫刻にも多く見られる．中国の故事で尾張横須賀「本町組」ではこの物語を山車からくりで演じる． |
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東組
正面鬼板・懸魚
「司馬公の瓶割」
早瀬宏
平成９年 |
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早瀬宏
父（早瀬利三郎）は伊藤松次郎の弟子であった． |
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本町
正面懸魚
「八岐大蛇退治」
立川専四郎
明治１３年 |
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大組
正面鬼板・懸魚
「龍」
彫雲堂吉門
大正６年 |
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彫雲堂
西枇杷島，常滑市大野「梅栄車」，知立市の山車彫刻にも彫雲堂の名が見られるが、詳細は不明 |
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蟹町
正面鬼板・懸魚
「日本武尊と賊」
初代彫常
大正１４年 |
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初代彫常
明治９年知多半島半田に生まれる．本名新美常治郎．８代目早瀬長兵衛の弟子で，知多の山車で彼の手にかからない山車は無いといわれるほど，知多の山車彫刻を多く手がけた． |
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本町
正面鬼板・懸魚
「鞍馬山の牛若丸と烏天狗」
後藤岩五郎
明治１４年 |
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後藤岩五郎
文政５年房州（千葉）の生まれ．知多郡阿久比町宮津の南組の山車彫刻を手がけた． |
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