若宮祭〜福禄寿車〜からくり人形2

■福禄寿人形頭

現在の頭(かしら)の他に2頭残されており、一番古い物は山車創建当時の延宝4年(1676に)山伏多聞院によって作られたものです.この頭は現在の頭と違い目と口が動くようになっています.

初代 宝暦4年
山伏多門院作

二代目
製作年代作者不明

現在の頭

■福禄寿の背面

福禄寿の台座は蝙蝠(こうもり)の透彫り

福禄寿人形の台座裏
『宝暦十二年午六月』

福禄寿人形の台座裏
『大久保見町』

■蓮台

蓮台裏の墨書き
『細工人蔦屋藤吉』
蓮台裏の墨書き
『寳暦十壱年 巳天 六月吉日』

■幣振り人形の胴

幣振り人形胴体横の墨書
『慶応元年
乙丑
 六月吉日
細工人
花木宗助
 新調』

■先代の唐子

現在使われていない小唐子です.
胴内の墨書に天明4年(1784)鬼頭二三によって修理された事が記されています.
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