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津島秋祭り〜北町「北車」 

 山車の欄干に文化6年,からくりの内樋に文政11年とあることから,文化文政年間頃の建造と思われます.
 張州雑志に『唐子遊北口』とあるのが,この山車の前身で,絵図では松の木にぶら下げられた太鼓を叩く唐子と大唐子,そして四本柱内には唐人が団扇を持つところが描かれています.
 現在のからくりは,蓮台を唐子が廻すと,その蓮台が上昇します.蓮台に乗った別の唐子が天井から下がった太鼓を叩くと,前に立つ唐子がそれに合わせて鉦をするものです.
 また,朱塗りの高欄は,津島ではこの山車だけに見られるもので,朱塗りの輪懸とともに鮮やかな彩りを見せます.

水引幕
「浅葱地に雲鶴の金刺繍」

からくり人形
采振り人形 「唐子遊び」


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