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津島秋祭り〜上之町「綾車」 |
上之町の山車は、文化7年(1810)に棟梁伊藤平助によって造られています,下段の勾欄は,出勾欄になっています. 水引幕は,喜田華堂の下絵による波に千鳥で,優れたものです. からくりは,唐子が中央にある蓮台を廻すと,その蓮台が上昇します.その蓮台に乗った別の唐子が,天井に下がった段違いになった平行棒に,両手をさしのべて綾渡り,再び蓮台に降り立つものです. 一般に綾渡りは,山車外に延ばした棒で演技するものですが,この上之町は,綾棒が山車の屋根に固定されています.また,この上之町では「綾渡り」ではなく「綾飛び」と称します. |
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水引幕 「濃紺地に波に千鳥の金刺繍」 下絵 喜田華堂 |
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喜田華堂(きだかどう1802〜1879) 美濃不破郡今須(現関ケ原町)に生まれる.若くして京都に上り,画を岸駒・岸良に学んだ. 嘉永の初め頃,名古屋広井町に住み画を業として,名声高く後に尾張藩の御用絵師となった. |
采振り人形 | 「唐子の綾飛び」 綾飛び唐子1体,滑車廻し唐子2体 |
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