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津島秋祭り〜池町「池車」 

 張州雑志には,於之座についで,享保3年以降から車を飾るとあります.現在の山車は寛政年間に建造されたもので,彫り物・塗り・金物は文政年間のものです.
 大幕は,緋羅紗地に「波上の鶴」の金刺繍で,前幕に「池町」と金刺繍されています.
 輪懸は鮮やかな朱で塗られています.

基壇(屋台枠)部分の波彫刻は、文政1年8月 名古屋 早瀬長右ヱ門 作 金三両
からくり人形 寛政六年 名古屋前津 藤吉 作 金十二両
 寛政六年にからくり人形を新調した時、前からあった大将人形を高屋敷に金一両で売った。
 上記張州雑志に描かれた大幕は,今も現存します.

水引幕
紋織 高炉染
張州雑志に描かれていた大幕

からくり人形
前人形
「唐子遊び」
蓮台で唐子が逆立ちして鉦を叩きます.

倒立唐子1体,蓮台廻し唐子2体


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