『恵比須様と大黒様が顔を合わせて魚つりの相談をします.大鯛をつるには沖へ出る舟がほしいと.
そこで日和を見て大黒様が前にあるカメにつちを振り上げて割ると中から帆かけ舟が出てきます.その舟に乗ってこぎ出し恵比須様が見事な鯛をつりあげて、文字通りのエビス顔メデタシ、メデタシ』
(玉野町の山車・説明看板より)
前棚に唐子人形が1体.上山に「恵比須」「大黒」のからくり人形と宝袋(上記説明板ではカメ)があります.作者は不明ですが、平成11年二代目萬屋仁兵衛により修復されました.
大黒が槌(つち)を振り下ろすと宝袋(カメ)が割れ中から宝船が現れる.
そして恵比寿が鯛を釣り上げて喜ぶといったいわゆる恵比寿・大黒の二福神によるからくりです.
同系のからくりは名古屋市中村区「二福神車」、同西区「二福神車」などがあります.