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犬山祭〜寺内町・老松
〜からくり人形


 からくり「淡路鴫」は、能楽の謡曲「淡路」に由来し、出典は古事記から引用されております。伊邪那岐命と伊邪那美命が、鉾で海をお探りになり、海水の雫が凝り固まって日本最初の島、淡路嶋となりました。さらに大八洲(おおやしま)日本国をお創りになられました。
 最初、巫女と神主に動きがないのは、まだ何もない大海を表現します。そして静かに巫女舞が始まり託宣(神のお告げ)を知らせるために神がかりな舞になります。
 ついに巫女は託宣で大海の中に、日本最初の島、淡路嶋の鳥居に変身して現れます。それを静かに見ていた神主はお告げを覚り動きが激しくなり、変身して社殿(神社)になります。この社殿は伊邪那岐命がこの地(淡路嶋)にひっそりとお住みになられた所です。からくり「淡路嶋」は、まさにその神話の物語なのです。能を思わせる優雅な舞から一瞬にして巫女と神人が鳥居と社殿に変身するところが見所です。


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