安永3年(1774)竹田藤吉によって作られた3体の唐子からなり、2体の大きい唐子と小さい唐子は糸からくりで、もう1体の唐子は鯱と呼ばれ「離れからくり」となっています。 からくりは3体の人形が織り成す優雅な遊びを表現して「唐子遊び」といいます。
このからくりの1番の見所は、鯱唐子が中央やや前の蓮台の上で、左手だけで逆立ちをする離れからくりの業が見ものです。首尾よく逆立ちが出来ますと、首を振り右手で太鼓を打ち喜びを表します。
大きい唐子は首や身体を大きく振り鐘を打ちながら行き来します。小さい唐子はその台を廻しながら首や足を激しく動かし早く台を廻します。
安永年間 竹田源吉作
文政7年(1824)3代目玉屋庄兵衛修理。
平成11年(1999)9代目玉屋庄兵衛修復。 |
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