尾張横須賀まつり〜公通組圓通車〜からくり人形1

09-07-18更新

圓通車のからくり人形は、長らく壊れたまま操ることが出来ませんでした.そのため祭礼では八公車のからくり人形(肩で倒立するからくり)を乗せて祭りを行っていました.

大正年間までは動いていたという本来の圓通車のからくり人形は名古屋系には例のない弓を射るからくりでしたが、これを見た人もすでに居らず、残骸に近い古人形が残っているのみでした.
九代玉屋庄兵衛がこのからくり人形を復元新調したのは平成12年のことで、実に80年ぶりの復活となりました.

からくり演義は小木偶(こでく)が大木偶(おおでく)に近寄り矢台を大木偶に差し出します.大唐子は矢を抜き取り、弓につがえ的にに狙いを定めます.
その矢が三角の的に当たると、的の正面が前方に倒れ中からジャンを持ったチャンチャン木偶が飛び出し、ジャンを打ちならし笑顔で喜びを表現します.

また、当初より前人形は無かったようで、祭礼には八公車の前人形「官員さん」を乗せていましたが、昭和60年に八代目玉屋庄兵衛作の采振人形を新調しました.

■分類
弓射り・出現系
■作者
唐子2体(九代目玉屋庄兵衛) 前人形(八代目玉屋庄兵衛)  
■製作年
唐子2体・平成12年(2000) 前人形・昭和60年


大木偶

小木偶

チャンチャン木偶

■前人形

圓通車には前人形がありませんでした.大正年間に写された写真を確認しても、前棚に人形は見あたりません.
現在の人形は昭和60年に八代目玉屋庄兵衛の制作です.
この前人形が出来るまでは八公車の人形「官員さん」を乗せていました.

■先代弓射り人形

現在の人形が出来るまでは、八公車の「官員さん」と「倒立からくり」を使用していました.

からくり人形の復元

このからくり人形は,文政年間(推定)の制作で、作者等判っていません.
大正年間までは動いていたようですが、その後老朽化で山車に飾られるだけになっていました.
その動きを知る人は誰もいなかったようで、 原型をとどめないほど破損していた人形は、平成12年九代目玉屋庄兵衛によって復元され、同年の祭礼から圓通車に乗せられるようになりました.
 

新旧の小木偶

新旧の大木偶

■新弓射り人形

大木偶が小木偶が持つ矢台から矢を受け取り、弓につがえ射ちます.
第一矢は外れ、第二矢も的に当たりません.観衆をヤキモキさせるのも演出なのでしょう.
第三矢が的に当たると、的の中からチャンチャン木偶が現れ、正面、そして左右に向きジャン(チャッパ、シンバル)を鳴らします.



 

矢台から矢を取るところです

矢が放たれた瞬間