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大田まつり〜市場組
 文政9年(1826)よそから購入と伝えられます.道具箱の蓋の裏に寛政4年8月とあることから,山車の建造は寛政年間(1789-1801)頃と推定されます.
 大田の山車の中でも古い形式の特徴を残している山車です.
前山4本柱などに見られる螺鈿や山車彫刻の彩色・箔押しなどは他の3台の山車に見られない特徴です.また前山の四本柱の幅が広く脇障子が見られないのも,大田ではこの市場組の山車のみです.
山車彫刻
からくり人形

水引幕

「白地に5羽の鶴」
水引幕の下には房飾り
大幕の房と七宝焼の飾り金具
平成11年新調 


吹寄垂木と呼ばれる,知多半島では、この市場組山車だけに見られる屋根の構造です.
参照【祭吉の山車祭講座
山車後部には注連縄.
東海市横須賀地区と同じです.
上山四本柱のせりあげは樋を通らず剥き出し.
荒古組は改造されてしまったが、他の3台は1階に柱の先端が突き出している.

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