常滑市大野祭り〜十王町〜からくり人形

梅栄車のからくり人形は、麾振唐子、横笛童子、面被り童子、と大将人形の渡唐天神の4体で、名工といわれた隅田仁兵衛真守の嘉永元年(1848)の作です.

渡唐天神とは菅原道真が唐に渡った時の姿で、菅原道真は氏神天満社の祭神です.

舞楽「蘭陵王」を題材としたからくりで、笛吹童子の笛の音に合わせゆっくり踊る童子が、後ろを向き突如面を被って「蘭陵王」に変身し、激しく舞い踊ります.

■分類
面かぶりの変身
■作者
隅田(住田)仁兵衛真守
■制作年
嘉永元年(1848)

蘭陵王

漢民族と異民族が入り乱れ、王朝が乱立して戦いに明け暮れていた中国の南北朝時代の話です.
そのなかの一国である北斉の蘭陵王(高長恭)は、美しい顔立ちを龍の仮面に隠して戦いに挑んで、敵を撃破したという話を舞楽にしたものです.
蘭陵王のからくりを乗せた山車は名古屋若宮祭の門前町陵王車(戦災消失)があり、他に中ノ筋町陵王車も蘭陵王のからくりだった可能性があります.

采振人形

嘉永元年(1848) 隅田仁兵衛真守


人形台座

笛吹唐子

嘉永元年(1848)

蘭陵王(面かぶり童子)

嘉永元年(1848)

大将人形

嘉永元年(1848)