紅葉車のからくり人形は、山車の名前の由来にもなっている『紅葉の木に倒立する唐子』です.
采振唐子、木の上で逆立ちする小唐子と太鼓を叩く中唐子、そして大将人形は豊太閤(豊臣秀吉)の四体が乗ります.
人形の作者は五代目玉屋庄兵衛で、天保6年(1835)に作られたものです.
小唐子が紅葉の幹に飛び移り、さらに幹の上で逆立ちして鉦を打ち鳴らします.これは太閤秀吉が京都の「聚楽第」で唐子の曲芸を見て楽しんだという故事を表現したものといわれます.
采振人形五代目玉屋庄兵衛 |
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大将人形天保6年(1835) 五代目玉屋庄兵衛 |
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小唐子(倒立唐子)天保6年(1835) 五代目玉屋庄兵衛 |
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中唐子天保6年(1835) 五代目玉屋庄兵衛 |
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