風の宮社(風宮神社)を氏神とする橋詰町の「紅葉車」です.
山車の起源は古文書等が消失し不明ですが、天保6年(1835)に建造されたといわれる先代の山車は、文久年間に隣村の西之口へ米70俵で売却されたと伝えられます.
この山車は現在も常滑市西之口祭りで西寶車として曳かれています.
現在の山車は文久3年(1863)に建造され、高欄下の支輪を瀬川治助作の「雲に星」や「紅葉」で飾り、さらに源氏香や喜田華道による鶴の水引幕など優雅な雰囲気を醸し出しています.
紅葉車の外観は、山車前部の幕を上げず、幕で覆われています.
五本の線を組み合わせることによって出来る52の図案を「源氏物語」各巻に配したものです.
紅葉車ではその中から松風、鈴虫など30の源寺香図を山車の四周に飾っています.
水引幕「鶴の刺繍」喜田華道下絵 |
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源氏香の幕飾り | |
大幕の飾り |
前棚高欄蕨手
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前棚支輪 「紅葉」 |
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幕金具「源氏香」 |
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支輪 「雲と星」瀬川治助重光 |
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惣台(内高欄)漆塗で彩色仕上げ |