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武豊・長尾部〜玉貫「玉神車」

玉貫車の前身は弘化3年(1846)に上半田北組が建造した旧「唐子車」ですが、幾多の変遷を経て当地の山車祭りに曳かれています.
上半田北組が大正12年に新たに山車を新調したため、この山車は成岩東組に譲渡されました.
その後、成岩東組では昭和24年に檀箱・脇障子など立川昌敬の彫刻を外し、残りを当玉貫組に再譲渡されたものと伝えられます.
しかし、昭和34年の伊勢湾台風で鞘倉もろとも倒壊し破損したため、京都の映画制作会社に売却されましたが、その価格は25万円だったそうです.その後映画界の不況等で売りに出されたこの山車は昭和55年、再び当玉貫区に買い戻されました.
玉貫組では台輪の取替をしていますが,前壇や脇障子の彫刻を除いて,その他は当初の姿に近いものと思われ、前部には殆ど彫刻の入らない素朴な形態を残していましたが,近年新たに彫刻も加えられつつあります.
山車彫刻詳細

水引幕
「みかえり龍の刺繍」

追幕
「唐獅子の刺繍」

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