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豊田市志賀町壇箱 | ||||
今回は「龍宮珠取り伝説」について紹介しましょう。山車彫刻では波に海女と龍の図柄で構成され、豊田市志賀町の山車の壇箱(瀬川治助重定作)に見られます。
龍宮珠取り伝説は能の演目にも取り入れられ「海人(あま)」と呼ばれています。その物語を紹介すると、奈良時代の貴族、藤原房前は自分の母親が讃岐は志度の浦の海人で、その浦の房前という所で死んだという秘密を聞き、母の追善のため従者を伴って志度の浦を訪れ、一人の海人から昔話を聞きます。藤原不比等の妹が唐の高宗の后となり、氏
山車彫刻などに見られる構図はちょうど海人と海龍が宝珠を奪い合う、すさまじい場面です。龍と言えば山車彫刻で様々な部分に取り入れられています。この龍宮珠取り伝説・海人はそうした龍を上手く絡めた題材といえるでしょう。 |
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