05-10-02

 名古屋市中村区「二福神車」からくり人形披露
 文政年間の創建と伝えられる二福神車はかつて三之丸天王祭に曳き出された見舞車でした.現在は毎年10月に行われる花車神明社祭(名古屋市中村区名駅南)に登場します.
創建当初からと思われる恵比寿・大黒のからくり人形を平成12年より復元・修復を行っていましたが、このたび完成となり、新旧の人形を列べ町内で披露されました.

左から大黒(旧)、大黒(新)、恵比寿(旧)、恵比寿(新)
古いからくり人形は名古屋市博物館にて保管予定で、このように新旧の人形が並ぶ姿はこれが最後でしょうか.


製作は大垣在住のからくり人形師、後藤大秀師(写真右)
復元には定評があり、名古屋市東区の神皇車の人形も手
懸けています.


入れ替わっても誰も判らないほど似ています.

これは旧大黒.近寄るとさすがに年代を感じます.

足も同じかたち.親指と人差し指の間に隙間があるのは
ワラジを履かせていたのではないかと師はいう.
さて、次回祭礼時に恵比寿様の足には....

動かなかった足も復元され
からくり演技も若干変わるようです.
旧恵比寿人形です.

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