15-10-20更新

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諏訪の工匠・立川一門 −社寺建築と山車彫刻−

長野県諏訪市博物館第74回企画展のご案内です.

<企画展パンフレットより>

立川和四郎冨棟を初代とする諏訪の立川一門は、江戸時代後期から宮大工・彫師として飛躍的に発展し、諏訪を拠点として中部地方や東海地方などを中心に多くの優れた作品を残してきました.
このほど、諏訪大社の修理工事が終了したことを記念して、二代立川和四郎冨昌の次男専四郎冨種(啄斉)の末裔の家に残されてきた、初公開資料を多く含む彫刻下絵などの貴重な資料の数々を公開します.

立川一門は二代冨昌以降、多くの山車彫刻を制作しましたが、数々の山車彫刻を手掛ける契機となったのは、文政10年(1827)に制作された愛知県半田市亀崎の山車(中切組「力神車」)でした.
その後立川は、亀崎の他の山車(田中組「神楽車」・西組「花王車」)や、他地区の組からも山車彫刻を依頼されました.
半田市には全部で31輛の山車がありますが、その内9輛に立川の彫刻が施されています.
今回の企画展では、亀崎潮干祭(国重要無形民俗文化財)で使われる田中組「神楽車」(愛知県有形民俗文化財)を特別にお借りして公開します.
諏訪の工匠によって天保8年(1837)に制作された、大迫力の山車を市博物館でぜひご覧下さい.

田中組「神楽車」がおよそ1ヶ月間諏訪博物館に展示されることになりました.
いわば『180年目の里帰り』ということで、この企画展の目玉といってよいでしょう.
また下記のとおり、展示初日と最終日には山車の組み上げと、山下ろしが一般公開されます.
秋の1日、信州の紅葉とともに修復なった諏訪大社上社本宮、そして立川流彫刻を堪能するのはいかがでしょうか.

・会期 平成27年10月10日(土)〜平成28年1月11日(月・祝)
・開館時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
・会場 長野県諏訪市博物館(諏訪市中洲171-2)諏訪大社上社前→くわしくは諏訪市博物館ホームページへ
・入館料 一般300円・小中学生150円

●山車組み上げ・山下ろし(解体)一般公開

[組み上げ]10月31日(土) 10:30〜16:00頃
[山下ろし]11月28日(土) 10:30〜16:00頃
・完全に解体された状態で運ばれてきた山車が順々に組み立てられていく様子、また解体されていく様子をご覧いただけます.

●山車の解説とからくり人形実演鑑賞会

日時:11月1日(日)第一部10:30〜14:30 第二部13:30〜14:30
参加申し込み:不要
・今回特別展示をする田中組神楽車について、組の方々から山車の解説と、山車上のからくり人形「巫女の舞」と傀儡師(かいらいし)」の実演をしていただきます.

●講演会1「彫刻が結ぶ諏訪と半田-亀崎潮干祭を中心に−」

日時:11月14日(土)13:30〜15:00
講師:山田 晃先生(半田市文化協会会長・亀崎潮干祭保存会会長)

●講演会2「諏訪立川家歴代 五つの謎」

日時:11月21日(土)13:30〜15:00
講師:水野 耕嗣先生(国立岐阜工業高等専門学校名誉教授)

※講演会1,2共に会場は博物館学習室で定員80名(先着順)
申し込み:10月10(土)から博物館まで電話にて受付

パンフレット