玉野町は春日井市西部に位置し、尾張徳川家の廟所でも知られる定光寺にも程近いところにあります.
玉野の祇園祭り(天王祭りとも)は、氏神である五社神社近くにある津島神社(天王社)の夏祭りで、山車が1輌曳き出されます.
山車は明治初期に建造された輪掛けを持つ白木造りの名古屋型で、昭和58年に山車の改修と幕類が新調されました.
山車は普段は郷蔵に保管され、祭礼当日に組み上げられます.
山車の老朽化と曳く人が居ないために、昭和48年以降は組み立てられた位置から動かすことはありません.
3体のからくり人形が飾られ、陽が暮れて提灯に灯が点された後に、お囃子とからくり人形が披露されます.
平成15年(2003)には42年ぶりに山車曳行が再開.
平成19年(2007)に山車が復元新調されました.
大幕「青地に波と宝珠玉」 昭和58年新調 |
屋根は起り(むくり)切妻で、油障子が張られています. |