11-01-111更新

半田市上半田地区〜北組「唐子車」

山車の創建は弘化3年(1846)で、現在の唐子車は大正12年(1923)に半田の大工石堂喜一を棟梁として新造されました.上山高欄の黒檀や、紫檀・鉄刀木(たがやさん)などの銘木をふんだんに使った豪華な山車です.また山車の金具は純銀でその総重量は40貫(約150s)あるといわれます.

大幕は現在の半田市内では少数派となった緋羅紗の無地幕です.

山車名の由来は先代唐子車の壇箱が「唐子遊び」の図柄であったことと、組が子の方角(北)にあたることにちなみます.
現在の山車彫刻は大正12年の山車建造時に、壇箱「三韓征伐宝物受取り」など新美常治郎(初代彫常)によって彫られています.

弘化3年に建造された先代の山車は、壇箱「唐子遊びと鶏」や脇障子「鉄拐仙人・蟇仙人」など二代目立川和四郎富昌の彫刻で飾られた山車でしたが、現在の山車を新調するにあたり、成岩の東馬場(成岩東組・旭車)に彫刻とともに売却されています.また同じく幕と水引は武豊町上ケに売却されたといわれます.
この東馬場に売却された先代山車は、その後壇箱・脇障子の彫刻を外され武豊町玉貫組に再譲渡されています.

唐子車の山車彫刻詳細1

唐子車の山車彫刻詳細2

■山車幕

水引幕

「濃緑地に飛鷺の刺繍」下絵 岡本亮彦

追幕

「緋羅紗地に鳳凰・雲・桐の刺繍」

上半田北組→成岩東組「旭車」

成岩東組→武豊町玉貫組「玉神車」

赤レンガは明治29年に建てられた旧カブトビールの建物で、国の登録有形文化財に指定されています.

宮池畔

宮池畔

雁宿公園

雁宿公園

国道247号線を横断.分離帯が着脱式になっています.

津嶋神社に

第6回はんだ山車まつり

第6回はんだ山車まつり