亀崎の神楽車の擬宝珠(ギボシ)が黒いのは「おしま火事(明和3年1766年の亀崎大火)」で焦げてしまったからだと、まことしやかな嘘を言いふらすnova某という輩がいる.困ったものである.
「お〜い、石松っあん、お前んとこに尾頭付きの魚があっただろう」
「尾頭付き?....めざしの事かい?」
「そうそう、その尾頭付きのメザシだ.ここにタダ酒があるから、それをサカナに飲んじまおうぜ」
「よっしゃ鶴爺、ひとっ走り行ってくらぁ.待ってなよ」
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ふうふう云いながら、疾風の如く舞い戻った石松.
「物置にサンマがあったから、持ってきたぞ、さぁ酒だ、酒だ!」
サンマを一目見た鶴爺「物置?こりゃ、いつのサンマだ、干からびてカビが生えてらぁ.」
「去年の秋の残り物さ、なぁに焼いて食えばいいさ」
「焼くたって、アミなんかどこにもあらせんぞ、もっかい家に戻って取ってくるか」
「そんなこったろうと、さっき目星を付けといたのがあるんだわ.鶴爺、あれを見てチョー」
「神楽車だがや、これがどうかしたんか.こんなんで魚焼けるんか?.......
...あ、焼けるわ」
「なっ!焼けるだろ(^^)」 |
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「こら〜!誰だ御車の上で魚焼いてる奴は」
つまり、 これが亀崎田中組「神楽車」の上山高欄擬宝珠が黒くなった真相である.時に天保3年の出来事であった.
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田中組事務所番人殿.
大変失礼しました.ついキーボードがすべって嘘八百書き連ねてしまいました.
実はこれ事務所番人殿の作品です.
白く丸い部分を擬宝珠高欄にはめ込んで固定します.
そうすれば雨合羽を着脱する際に引っかけたり、擦れたりして高欄蹴込みなど山車の彫刻を破損が防止出来る次第.
着脱容易で、かさばらない.文化財保護に必携の装置です.お問い合わせは......
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