横須賀まつり大門組の山車である.前棚にはからくり人形ではなく、鮑を入れた1対の瓶子が三宝に乗っている、珍しい趣向だ.
三宝は一般の家庭でも正月には鏡餅を乗せるのに使う.もっとも最近の鏡餅はパック詰めで組立式の紙製三宝がセットになっていたりするが、この大門組の三宝は漆塗りの立派なものである.決してラッカー塗装ではない....と思う.
三宝の語源だが、『仏・法・僧』でもなければ、『日・月・星』でもない.
ちまたでは三方に穴があいているから三方(三宝)だという.
確かにスライムみたいな穴があいている.これは刳形(くりがた)と言って、宝珠の形だと何かの本で読んだことがあるが、これも誤りである.
世の中には見てきたような嘘や、こじつけが数多くあって、ましてや最近は誰でもインターネットで簡単に情報発信出来る世の中だから、間違いが一人歩きするような事態にもなりかねない.
そんな嘘・誤りを一つ一つ正していくのもこの『今週のアングル』役目だと思うのだが(^_^;)
ずばり、三宝の語源はコレである. |
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