No.33a |
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場所:犬山市、名古屋市中村区 | |
名古屋系の山車の前棚で采や御幣を振る人形を采振り人形という.いや正確には采を振るのは「采振人形」で、弊を持つのが「弊振人形」と云わねばならんだろうか. 面倒だから、私などは全部「前人形」と呼んでいる. 上の写真で左が犬山の余坂「宝袋」の弊振りだが、少しばかり顔色が悪いのが気になる.ひどくならないうちに医者に行った方が....おっとこれは余談(^_^;) 右が采振りで、これは中村の二福神車の人形.采振人形は愛嬌のあるお侍さんか唐子が多いが、なかには不機嫌そうなヤツもいる. かと思えば、横須賀の大門組や常滑の小倉車のように前人形の載っていない山車もある. 先日画期的な前人形を見つけたのだが、万博も近いことでもあり、前人形の無い山車は検討願いたいものである. これから述べる特徴を頭に思い描いていただきたい.想像力のある皆様方なたたやすいこと. ・下から糸で操作しなくてもいい.自動で動くからくり人形である.いわゆる西洋からくり(オートマタ)とでも云おうか.万博で来日する外人さんにも馴染みやすかろうと思う. ・右手は采ではなく旗を持って上下に振る.しかも旗は黄色である. ・左手は提灯だがロウソクではない. ・顔は竹田系でも玉屋系でもない.もちろん萬屋でもなく隅田でもない.実に写実的である. ページを埋めるだけの為に、師走の忙しい時に無駄な時間を費やしてしまったようだ. 単にこれを見せたかっただけなのに. だけど、この写真撮るの大変だったんだから....(^_^;) |
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[今週のアングル2003]−[33a] |