No.4
03-02-6追加


火の用心
東海市横須賀町・本町組山車蔵
 火事の多い季節である.地震雷火事親父と言うが、親父の権力が失墜した今、代わりに何を入れればいいのだろうか.
テロ、テポドン、インフルエンザ、......犬、カマキリ(-.-;

 江戸時代から昭和初期まで名古屋市内一円には数多くの山車があった.これらをほとんど灰にしてしまったのが太平洋戦争末期の名古屋空襲.
伝統ある東照宮祭、若宮祭の山車が今に残っていたとしたら、尾張の山車の評価は更に上がったことだろう.
 戦災ではなく普通の火事で焼けてしまった山車もある.以前にも増して立派な山車を復興させた例もかつてはあったようだが、現在ではそうもいかぬようだ.

 今回は『尾張の山車まつり認定』の火災に安全な山車蔵を紹介する.
左の写真は山車蔵の正面、右側の写真はその裏側から俯瞰して撮影している.
裏側から見て左の建物は囃子稽古場で右側が山車蔵である.
山車蔵の横は芝生が植えられた空き地であり、反対側側面と正面は道路に面している.そのまた周囲は鉄筋のマンションや公共施設だから、隣が燃えて類焼などという心配は全くない.
民家に軒を接した山車蔵が多い中、枕を高くして寝ていられる山車蔵なのだ.


何?手前の建物?
確かに、1軒建っているのは間違いない.
だが、これこそ更に山車蔵を安全に保つ施設なのである.
「愛知県警横須賀警察署山車蔵前交番」なのだから.
防災だけでなくセキュリティ面でも尾張一安全な山車蔵ということ.セコムより安心.

 ただ、気に入らないのは、交番の外壁色である.山車蔵に調和していないのが残念.
山車蔵に合わせて塗り替えてくれないものだろうか.


えっ?
交番の方が先に建っていたから山車蔵の色を合わせろって?
そっ、それは..............................


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