前回紹介しました「名古屋仏具研究会」による山車模型が完成し、6月27日に名古屋市中区のローズコートホテルにおいて完成披露パーティーが行われました.
童子車と名付けられた山車は高さ3.5m、幅1.5m、全長3.6mで一般的な名古屋型の約二分の一の大きさです.
空木立ち、彫刻、漆塗り、金箔、彩色、蒔絵、錺金具などすべて会員の手によって作られ、楫方組織二番永田組とからくり人形は二代目萬屋仁兵衛の協力によって完成しました.
また童子車のお囃子は門池氏によって編曲、同氏と二番永田組が実際に童子車に搭乗して演奏.人形制作者の萬屋仁兵衛氏も山車に乗り、からくりを操作しながらパーティ会場を実際に曳かれました.(次ページ動画を参照)
この童子車は上海万博の8月6日〜12日に行われる名古屋ウィーク期間中に日本館イベントステージに展示されます.
からくり人形は前棚に麾振人形と上山に面かぶりの人形が1体の合計2体の人形が乗ります. |
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上山人形は聖徳太子が山で笛を吹いている時に山の神が現れ舞った姿を舞いにしたものです. |
水引幕 白羅紗地に花丸文様の刺繍 |
高欄の錺金具と蒔絵 |
檜の白木彫刻の題材は日本の昔話.桃太郎や浦島太郎など |
前棚 |
天井 |