碧南市鶴ヶ崎「玉車」の山車幕

鶴ヶ崎区の「玉車」は亀�ｱ（半田市）の東組「（先代）宮本車」として文政5年（1822)に建造された由緒ある山車です．
東組では元治元年（1864）に現在潮干祭に曳かれている現在の山車を新たに建造したために、同年この鶴ヶ崎に譲られました．

今回この玉車の山車幕が新しくなり平成20年5月25日（日）に披露が行われることになりました．
新しい幕の画像を入手しましたので、披露より一足早く紹介させていただきます．
実車をご覧になりたい方は当日「山神社」にお越しください．

従来の大幕と追幕は猩々緋で、水引幕は白地、いずれも刺繍の入らない無地の幕を使用していました．今回はこの無地幕に刺繍を施したものです．
大幕の意匠は「猩々緋に宝殊の金刺繍」で、先々代の幕意匠をそのまま復元しています．
特徴的なのは左右で異なる意匠で右側面のみに縁飾りがあります．
水引幕は「白地に七五三縄（しめなわ）」、これは亀�ｱ宮本車と同じ意匠です．
そして追幕は「七曜星と日月」です．
所縁の亀�ｱ「宮本車」（下記画像参照）と見紛うばかりの山車幕となりました．

新大幕と水引幕

左側面				右側面
追幕

旧山車幕

従来の無地幕	先々代の山車幕

現亀�ｱ東組「宮本車」	鶴ヶ崎「玉車」

新山車幕画像は大氏に提供いただきました．