知らないなんてもったいない。
”うふっ”とかわいい仲間たち
”えへっ”と笑いたくなる仲間たち
”へえ〜っ”とすごい仲間たち
みんなにも
”見て、見て”って
言いたくなりました
(書籍の帯より)
最初にお断りしておきますが、彫刻の専門書ではありません.失礼ながら彫刻に関しては素人さん、しかも女性から見た彫刻.
彫刻作品に対し技巧とか作者など面倒な事には触れずに、時には大きな彫刻のごく一部に注目してみたり.大胆というか、いや繊細な視点は新鮮で驚かされました.
こんな見方があるんだと.
ここをご覧の方々は山車や彫刻に造詣の深い方が多いと思われますが、奥様、彼女、お子様などにも読んでいただければ、さらに山車や山車彫刻のファンが増えるのではないでしょうか.
今回この本では、”うーん”もさりながら、思わずにっこりや、ほほえましいものが収録されています。これは彫物師の遊び心が生み出したもので、彫りものには詳しくはないが、面白い要素を見つけ、子供への慈しみや小動物への愛情を直感的に感じて遊んでいるもので、いわば「彫りもの素人かつ母性愛からの目線での彫りもの」の集成であり、研究者目線とは全く別で、そういう見方もあるのかと驚いています。(解説より 山車彫刻研究家 水野耕嗣)