尾張の山車まつりへ [まよいごと]−[本当にあった?恐い話]

本当にあった?怖い話

ある休日のこと.急にパーツが必要になった.例によって大須に行けば確実に手に入るのだが、時間が無いので近所の全国展開の量販電気店に行くことにした.
大須より高いのは承知だったが、車での行き帰りの時間や手間を考えたら多少高くてもいいかと.
目的の品はすぐ見つかり、店員が鍵付きのケースから取り出しレジまで運んでくれた.小さなものだから自分で持ってもよかったのだが、サービスは素直に.
で、いざ支払いの段階で事件は起きたのだった....少し大袈裟(^_^;)

「26,800円頂きます」
「え〜〜〜〜っ!」
ケースのスペック表兼価格表示カードは19,300円だったのに.
ただちにレジ係の女の子に調査依頼を発令したのはいうまでもないが、当の彼女職務に忠実なのかキッパリと26,800円に間違いありませんと聞く耳もたずである.
少〜しだけ気分を害した私は「ではケース内の表示価格は何なのだ.見ておいで」と.....
そして、私がちょっとイライラしてきた頃、やっと戻ってきたレジ嬢が言うには価格表示カードと商品が違っているのだと....
おいおい、私は品番を言って、価格カードを指さして売り場の店員に鍵付きケースから出してもらったのだよ.
しかも、私は出かける前にメーカーサイトや通販サイトから情報を仕入れた上で、カードに書かれた品番とスペックが希望の商品であることは確認済なのである.

レジ嬢とケースから商品を出した売り場店員がどこかへ消え、そのまま更にかなりの時間立ちん坊の私.
仏?のnovaさんもさすがにキレかけていたのはご理解いただけるでしょうか.

再度戻ってきたレジ嬢が出した最後通告....品番が違うから価格が違うのだと.
英数字で書かれた価格表示カード『尾12345XYZ』と商品の『尾張12345XYZ』である.確かに『尾』と『尾張』の違いはあるが、これは社名を略してあるのでその他の英数字すべて一致するのである.(この品番には意味があって規格や性能が判るようになっているのだ.

ではその安い『尾』の方を下さいと行ってみたのだが、レジ嬢は在庫が無いから取り寄せに5日ほどかかるので今渡せるのは26,800円だと、横を向いて応対してくれた.

散々待たされてもう買い物などどうでも良くなっていたが、乗りかかった舟である.努めて冷静に、
『陳列商品の表示価格と実際の販売金額が違うこと(同一メーカー・同一製品で).その後の対応に30分以上もかかっていること』を指摘し説明を求めたが、明らかにふてくされ顔をしたレジ嬢には「のれんと腕相撲」であった.確かに彼女に責任はないのかもしれない(対応の悪さは別として)

意を決して、責任者に直接面談を申し入れてみたが、.........更に待つことしばし.
話は早かった.「仰せの通りです.こちらの商品管理の不都合ですので19,300円にさせて頂きます」
あまりの素直さに、ひょっとしてゴネ客と思われたか?
確かにゴネはしたが正論のつもりだったのだが.
結局1時間以上もかかって買い物をしたことになる.一部始終を隣でハラハラしながら見ていたカミサンが云うには「でも26,800円のものが19,300円で買えたから得したね」
私も一瞬そうだったと思ったが、よくよく考えれば大須なら15,000円でおつりがくるのだし、素直に最初から大須へ行っておればとっくに自宅に戻っている時間である.

門外漢だから法律上違法かどうかは判らないが、コレはアリなのだろうか.たまたま1点だけだから判ったのだが、何点も買って合計金額だけ見て支払いを済ませたら気が付くとは限らない.ひょっとしたら知らずに高い買い物をしている客もいるかもしれない.
この電機店だが、大半の商品に直接値札は貼っていないようだ.まさか仕組まれた罠ではないよな(^_^;)
ぼったくりバーならぬぼったくり電気屋など聞いたこともない.故意でないことを信じようか.
この項に登場する量販電気店は実在するかもしれませんが、商品名・価格等は架空です.

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