24-09-13追加

春日井市~内津神社の御舞台

内々神社(うつつじんじゃ)の例祭に曳き出されていた山車です。古来は社前に曳き出しお旅所まで曳いたとのことです。
文政8年より参拝者の奉加を乞うのに13年間を要して完成したと伝えられ、祭礼当日はこの山車の上に大太鼓、附太鼓、鼓、笛のお囃子で稚児や獅子舞などをして御旅所まで練り歩いたとのこと。
毎年祭り前日に山車を組み、当日は上屋の四方に提灯を飾り付け、天井には紅のモミの幕を張り、山車には金襴の幕を張り巡らしたといいます。

現在は秋の大祭時や春の内津文化財祭に倉から曳き出し神社境内に留め置かれるのみとなっています。

素木造りで舞台上での踊りに重きを置いた構造で、舞の奉納をすることから御舞台(おまいだい)と呼ばれます。
丸四本柱に支えられた唐破風屋根に彫刻が集中して飾られており、内々神社の彫刻を手掛けた立川和四郎冨昌によって天保8年(1837)に製作されています。
高さ5.6m、長さ3.8m、幅2.65m

■内々神社(うつつじんじゃ)

内々神社は元県社で旧篠木荘33ヶ村の総鎮守で、景行天皇の41年に創建され延喜式神名帳に記載される古社です。
立川和四郎冨昌によって文化10年(1833)に製作された彫刻が見もの。

■御舞台の側面

■御舞台の彫刻







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