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津島市神守祭  

04/01/14更新

 かつて佐屋街道・神守の宿として,宿屋や商家が立ち並び,栄えたと言われる神守(現津島市神守)の祭りです.
 今にその名残は見られませんが,往時の繁栄を偲ばせるのが,憶感神社祭礼に曳き出される3台の山車です.
 山車は,津島秋祭りの山車(津島七切型)を名古屋型並の大きさにしたような形式で,山車の前方に大きく垂らした造花の山車飾りが目を引きます.
 山車祭りは,文化年間(1804〜18)頃に始まったと伝えられます.

山車の紹介

上町 中町 南町

 四本柱内が狭く,大将人形のみが置かれ,からくりはその前方で行われます.またその一段下がった前棚には采振り人形が置かれるため三段構造になっています.
 前方には桜の造花が飾られます.
 水引幕は山車の全周を囲み,山車後部には御簾が飾られます.
 また,太鼓は山車後部におかれます.
 輪懸けは,低く山車の前後左右を囲みます.同様な輪懸けは津島や知多市岡田の山車にも見ることが出来ます.
 山車前方には補助輪が装備され,前輪は常に接地しない状態です.(最近の改造によるもの)
 上記補助輪には舵取り装置がつき,方向転換を楽にします.津島秋祭りのような「車切」はありません.

一里塚に整列した三台の山車

参考資料:津島市史,曳山の人形戯
からくり人形の宝庫,他
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